コンデンサ交換で音域のチューニング

若松通商に頼んでいたコンデンサが手元に届いたので、早速交換してみました。低域をアップするために入力段カップリングコンデンサを、当初取り付けていたシーメンス-0.68μFからEROのMKT1826-2.2μFへ、高域の補正用に出力保護抵抗とパラに入れる、初期未実装のコンデンサにKP1830-680pFを取り付けました。

●使用したコンデンサ
左:ERO MKT1826 50V,2.2μF, 右:ERO KP1830 100V,680pF

●コンデンサ交換後の基盤

しばらくエージングした後聞いてみると・・・ふむふむ、それぞれの交換の効果が出てきました。低域はでしゃばらない程度に好みの量感までアップ、ヘッドホンで聞くのには少々疲れるかなという感じだった高域は少しおとなしめになった感じで結果満足がいく効果が出ました。交換前は音域の強さの順番が、高音域>中音域>低音域でした。別段この状態で聞いていて不満が出ない人もいると思うのですが、私の理想は高音域=中音域>低音域(低音域は以前よりも若干強めに)だったので、なんとか出来ないかと思っていました。この部分は人それぞれの好みに左右されると思うので、自分の好きな音域になるようにチューニングすれば良いと思います。