負ける訳には!頑張れDrHEAD

大改造もひととおり終わり、心地よい音を聞かせてくれるようになったDrHEAD-Tuned by HT号-(なんだそりゃ!?)ですが、隣にあるiMacの音をもらっているONKYOのCD/MDコンポ(X-A5)にて、同じヘッドホンで同じソースを聞くと・・・くっそー、やはり負けてしまいます。全ての部分でで負けている訳ではなく、音質に関してはDrHEADの方が艶やかで綺麗なのですが、低音の力強さと分解能、それと中・高音域のクリアさがどうもダメなようで。少々薄皮をかぶっている感じに聞こえます。

前回の改造で金属皮膜チップ抵抗への換装をしたのですが、部品が揃わず音が通る部分の抵抗全てをリプレース出来ませんでした。全てリプレース出来ると若干クリアさが改善されるかもしれません。低音に関しては入力段カップリングコンデンサの容量によるものかもしれません。別な容量のコンデンサを入れてみないとハッキリしませんが。

既にPCに繋げてリスニングする上では十分な音が出ているのですが、隣のX-A5に負けるのがどうしても^^;ぶっちゃけ、どうしても勝ちたければお金をかけて、よさげなヘッドホンアンプ買うか、ヘッドホンをグッといい物に買い換えれば済む話なのですが、私の性格的にそれじゃ面白くなく、このコンパクトな筐体の小さな基盤を持つDrHEADで勝たなければ納得がいきません。ん?じゃX800XT PEはなんで大金出して買ったのか・・・それはどうしても欲しかったからですねー、ってよく分からん自分の性格ですが。

話がそれてしまいましたが、先日さらなるDrHEADの成長の準備ために少々また加工を施しました。作業時間約4時間に及ぶ作業、だったら最初からそうすれば良かったのですが、X-A5に勝たねばなんてその時は頭に無かったもので。

実施した作業は「ダイアモンドバッファ部のトランジスタの高さを下げよう!」作業です。なんで二度手間になる事をしたかというと、kfdさんのサイトでも紹介されているSingle-to-dual Op-AMP Adapterの装着をこれからの改造の視野に入れたからです。当初はここまでやらんでもと思っていましたが、今は打倒X-A5!一旦取り付けたトランジスタを全て取り外して、足をさらに曲げ加工して再取り付けしました。今まででスーパー激ムズな半田付け、OS-CONの皮膜が溶けるわ取り付け後音は出ないわ、いやはや死ぬほど辛い作業になってしまいました。この作業中1名のトランジスタがお亡くなりに...完全に半田付けの修正など作業が終わり、無事に今までどおりの音が出てきた時はうっすらと涙が^^;

●頭下げ作業後の外観(その1)

●頭下げ作業後の外観(その2)

●頭下げ作業後の外観(その3)

ということでアダプターに取り付けるオペアンプですが、何やら高級らしいOPA627BPをと思ったのですが、値段を見てビックリ!1個4,725円!2個で9,450円(若松通商さん)・・・むぅぅぅぅ、高い。最初に購入した1個1,000円を切るOPA2604APの比ではない価格ですね。しかしOPA627BPを装着したDrHEADの音を聞いてみたいぞ!と、その前に現在の小遣いの所持金では不可能なので、とりあえず順当にチップ抵抗とカップリングコンデンサあたりから攻めてみようかと思います。

共に戦うぞ!DrHEAD!