DrHEAD改造後インプレ(その2)

DrHEAD改造第2弾として、入力段カップリングコンデンサの交換をしました。エージングも終了し、購入直後、また改造(その1)と同じソースにて試聴開始。

今回は大きく音像や音質が変化するわけではないので、少々大雑把にインプレします。まずMP3、DVDを問わず高音域はつっかえ棒が外れたように伸 びてくれるようになりました。さらに少々雑だったボーカルの高音部分などは、何と言うかトゲが取れたというか、まろやかな、そういう感じになりました。

MP3での曲全体に言えるのですが、今回の改造も含めて2回改造した段階で、MP3の限界、つまりオリジナルのCDなどをエンコードしてしまった ソースの曲はもうそろそろ音の良さが上がらないのではと感じました。あくまでも私のリスニング環境での結果であり、ヘッドホンを高級なものに買い換えたり すればさらに違うのかも知れませんが。

もう一つの試聴ソースの宇多田ヒカルのUH2とUH3、これは劇的に!と言うと大袈裟すぎるかもしれませんが、かなり良くなりました。今までぐちゃ ぐちゃ気味だった高音域の違う音源の音の一つ一つが綺麗に聞こえるようになりました。うまく言葉では表現しづらいですが、高音域の臨場感が増した感じで しょうか。購入直後のDrHEADではDVDなどのソースではちと役不足気味でしたが、改造したことによってありのままの音を出せるようになってきたよう です。

これまでの改造により、PCに繋げて使うDrHEADとしては個人的に申し分ない音を聞かせてくれるまでになりました。が、ここで改造を終えるわけにはいけません、と言うよりこういう改造魂をくすぐる作業は好きなので。

次に控える改造としては、電源レギュレーターを交換したことによりオペアンプ後段のダイアモンドバッファ部のエミッタ電流が増加しているので、抵抗 値を変えて下げないといけません。どうせやるなら各種チップ抵抗を金属皮膜抵抗に交換しないと。同時にダイアモンドバッファ部のトランジスタも交換。あと は標準で付いている電解コンデンサも多少良いものに交換していこうと思っています。

自分でいじってグングン良くなるDrHEAD、ほんと面白いです。