DrHEAD改造(その3)Finish!

ついにDrHEADの改造第3弾が終わりました。事実上大きい改造に関しては今回で終了です。作業終了後、無事に電源は投入できたのですが音が出ないトラブルに見舞われました。しっかりと半田付けしたはずだったトランジスタの接触不良です。そこを直していざ!と思ったら今度は右チャンネルから音が出ません。やっぱり原因はトランジスタの接触不良。いやはや、完璧と思っていても現実はくっついていませんね^^;

●交換後のトランジスタとコンデンサ達

トランジスタはしっかりと選定品が揃ったのですが、実は平滑用コンデンサを希望通りに揃える事が出来ず、秋葉原から買ってきて頂いた物だけでなんとか動くようにセットしなければいけませんでした。なのでセオリーどおりの選定にはなっていないです。

●交換後のDrHEADの基盤

●交換後のDrHEADの内部

そして気になる音・・・エージングも兼ねての試聴を開始・・・ん?お!ほぉー、はぁ~~、おぉーーーー!!すごいなこれ!うぅーーーーーーーーん、DrHEAD最高~~~!!

ここで細かいレポをといきたいのですが、以前よりさらに良くなったのは分かるのですが言葉だと・・・私ごときではうまく説明が^^;しいて挙げるならば、

1.以前よりも、埋もれていた音がさらに出てくるようになった。というより同じような種類の音ひとつひとつの再現性が良くなったのかな。
2.ソースは宇多田ヒカルのDVDですが、エコー?リバーブ?が綺麗に表現されるようになった。
3.耳元のヘッドホンで音を聞いていると言うより、どっかの空間で聞いているような感じになった。

他にもあるのですがうまく言葉で表現出来ません。興味ある方は是非DrHEADを購入してご自分の耳でお確かめを^^

しっかしこんな小さいのにここまで成長するとは恐るべしDrHEADです。上を見ればキリが無いのでしょうがこの値段、コンパクトさ、ある程度のスキルは必要ですが、頑張れば半田ごてを持ったことが無い人でも出来る改造によって、別物のような音を出すこのDrHEAD、ごく普通の私(オヤジ)にとっては必要十分です。

ささ、次はサウンドカードをSE-150PCIへ換装じゃ!

最後に、DrHEADの改造する上で参考にさせて頂いたkfdさんのサイト「JG4KFD's Page」に感謝の意を申し上げます。

■参考:DrHEADの改造で使用したパーツ詳細
1.Burr-Brown社:OPA2604AP(オペアンプ)
2.7812F(電源レギュレーター)
3.ニッセイ電機:ポリプロピレン積層フィルムコンデンサAPSシリーズ、0.1μF,100V
(入力段カップリングコンデンサC26,C34)
4.シーメンス:MKH積層フィルムコンデンサ、0.68μF,100V
(入力段カップリングコンデンサC23,C32)
5.NEC製:トランジスタ2SC1845/2SA992コンプリ
(ダイアモンドバッファ部Q1~Q8)
6.サンヨー:OSコンデンサ25SP56M、56μF,25V
(分圧回路平滑コンデンサC7,C11)
7.サンヨー:OSコンデンサ25SP10M、10μF,25V
(分圧回路入力段平滑コンデンサC39)
8.ニチコンMUSE、FXシリーズ、100μF,50V
(電源部入力段平滑コンデンサC2)
9.ニチコンMUSE、FXシリーズ、220μF,25V
(電源部後段平滑コンデンサC1)
10.進工業:超高精度金属皮膜チップ抵抗器、RR1220P-102-D、1kΩ
(RCAピンからの入力抵抗、R41,R46)
(ステレオ標準プラグからの入力抵抗、R40,R45)
(オペアンプのフィードバック抵抗、R27,R48)---ゲイン定数1.1に変更
11.進工業:超高精度金属皮膜チップ抵抗器、RR1220P-222-D、2.2kΩ
(ダイアモンドバッファ部のエミッタ抵抗、R29,R42,R51,R62)---エミッタ電流2.4mAに変更